アメリカとしては初めてのNASAの惑星探査機オシリスレックスが小惑星ベンヌに着陸成功しました。
NASAの探査機オシリスレックスアメリカとしては初めての小惑星探査機ですが、4年前に打ち上げられ小惑星ベンヌ上空に到達。
これまでの観測で水の成分が見つかり貴重な資料が得られる期待が高まっていました。
そして日本時間の今日午前2時半過ぎ上空から降下を開始、この後先ほど午前7時前にロボットアームの先に取り付けた装置を地表に接触させ窒素ガスを噴射して舞い上がった表面の石や砂などを採取したとみられます。
サンプルが目標の60グラム以上、入手できたかどうかは後日判明します。
サンプルを地球に持ち帰るため小惑星に着陸した探査機は、日本の「はやぶさ」「はやぶさ2」に続き世界で3機目となります。
この記事では、アメリカとしては初めてのNASAの探査機オシリスレックスの
- オシリスレックスとはやぶさ2の比較
- 帰還時期とサンプル採取
について調査していきます。
NASAのオシリスレックスの研究チームは、はやぶさ2の探査結果を受けて、当初の設計からそのノウハウを学ぶために複数回日本訪問していることもあり、このオシリスレックスには、装置の設計など日本の探査機の成果が随所に活かされていています。
はやぶさ2が着地した竜宮は、想定以上に岩が多かったものの狭い範囲での着地に成功しました。
小惑星ベンヌも同様の環境で、着地地点の選定に難航していたということで、着陸の行方が待たれます。
このため、段差計を自動で地表に降下させる誘導方法などを参考にしたということです。
オシリスレックスとはやぶさ2の比較
JAXA宇宙科学研究所の国中均所長は「手つかずの塊をもらえる予定で、うまく我々で取り扱えば、はやぶさ2の試料と詳細な比較ができると期待が集まっています。
「それぞれが独立して解析し、結果が一致すれば科学的信ぴょう性も価値も上がる」と日米の試料を比較する意義は大きいと説明しています。
そこで、はやぶさ2とオシリス・レックスとの比較した資料を用意しました。

出典元:https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_soc_cosmic20160909j-01-w420
今回オシリス・レックスは上空からベンヌに徐々に近づき、アーム状の装置を接地させて窒素ガスを地表面に吹き付け、舞い上がった砂粒や小石の採取に挑んだということで、
帰還時期とサンプル採取
こうした交流についてアメリカ側の研究者は、探査機は、来年3月にベンヌを離れ2023年9月に地球に採取した石や砂を持ち帰る予定です。
生命にとって必要な水や有機物の起源の解明につながると期待されることから NASA と JAXA はそれぞれ持ち帰ったサンプルの一部を交換することにしています。
次の惑星探査機打ち上げ計画
日本
日本は、はやぶさ2に続く探査として、火星の衛星フォボスから試料を持ち帰る計画「MMX」探査機の打ち上げを24年に予定している。
米国
米国も今夏、火星に向けて探査車「パーシビアランス」を打ち上げた。火星表面の試料を採取しておき、早ければ31年に後継のミッションが地球に持ち帰る計画だ。
まとめ
この記事では、アメリカとしては初めてのNASAの探査機オシリスレックスの
- オシリスレックスとはやぶさ2の比較
- 帰還時期とサンプル採取
について調査しました。
天体から試料を地球に持ち帰る探査手法「サンプルリターン」と言いいます。
この惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」で確立した手法を日本の「お家芸」に育てて宇宙産業で世界をリードしてほしいですね。
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