放っておくと、どんどん増殖してしまうカビ。
カビには発生しやすい条件がいくつかあります。
その条件を回避することで、カビの抑制効果が期待できます。
カビはやや暖かく湿度の高い環境、または気温が低くとも湿度が高い環境を好みますので
これから迎える梅雨のシーズンもカビが大好きということになります。
くまちゃんちで一番やっかいなのがやはり浴室です。
今回は、テレビ番組でも放送されたカビの撃退法をお伝えしていきます。
カビの基本的な4つの性質
- 熱に弱い
- 乾燥に弱い
- 酸素を必要とする
- 表面に生える
以上の性質を踏まえておけば、やっかいなカビも撃退できます。
お風呂場で発生するカビ
- 浴室扉のゴムパッキン
- 換気窓枠のゴムパッキン
- 浴室浴槽の壁
- 浴室の天井
- 浴室内の換気扇
- 浴室の隅々
- タイルの目地
などなど、カビが成長する場所はいくつもあります。
風呂カビ、黒カビ完全撃退法
カビは、生き物で熱にとても弱いです。
カビは50度以上の熱に触れると、カビたんぱく質が変性し死んでしまう特性があります。
そこで「50度のお湯を90秒間かける」ことで、表面から1ミリ以内にいるカビを死滅させます。
実験結果では、表面から1ミリ深くまで、50℃に達することが分かっていますのでゴムパッキンや、タイルの目地に深く入り込んでしまったカビも、この方法でほとんど死滅させることができます。
死滅させたあとは、カビ取り剤をスプレーしカビを除去します。
優れた漂白作用があるため、黒ずんだカビの跡を白くすることができます。
これで、完璧です。
かならず、この工程を踏んでください。
※カビは死んだからといって白くなりませんのでこの方法で滅菌してください。
カビの黒ずみを白くする方法!
残念ながら、カビは死んでも必ずしも白くはならないことをお伝えしました。
カビを死滅させて、カビ取り剤をスプレーしても白くならない場合があります。
特にタイルの目地やゴムパッキンなどで、黒ずみが残っている場合におすすめなのがホームセンターなどで売られている「目地修正グッズ」です。
タイルの目地やゴムパッキンのカビを、白く塗りつぶすことで、目立たなくすることができます。
間違ったカビ取り剤の使い方
浴室の中でも、すぐにカビが生えるのがゴムパッキン。
カビを見つけてカビ取り剤をスプレーしたあとスポンジでこすったりしていませんか。
実はゴムパッキンはこすってはいけません。
表面に傷がついてデコボコになってしまうんです。
そこにミクロのカビ胞子が入り込み、繁殖する原因となります。
ゴムパッキンのお手入れは、拭き取るように行うようにしましょう。
1週間に1回のカビ予防
浴室で、カビの胞子が成長するまではおよそ1週間~10日間と言われています。
目に見える色がついたらカビは成長している証拠です。
ですので、カビを発見したらすぐに除去し、それ以上カビが広がらないようにすることはもちろんですし、カビが成長する前に予防も一緒に行うことが大事です。
カビは直接お湯がかかると、5秒間で死んでしまいます。
1週間に1回、50℃のお湯を5秒間かける。
つまり1週間に1回、カビが成長する前に、50℃のお湯を5秒間かければ、カビを予防することができます。
いかがでしたか。
これから訪れる梅雨の時期に向けてしっかり準備して住み良い環境にしていきましょう。
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