カルロス・ゴーン再逮捕3回目の理由はなぜ?保釈や保釈金もわかりやすく解説

カルロス・ゴーン前会長らが11月19日に逮捕され勾留期限の今日12月20日に、特捜部は勾留の延長を求めましたが、東京地方裁判所は勾留の延長を認めない決定をしました。

12月21日も弁護士が保釈請求をし保釈金を支払えば、保釈になる見通しでしたが、一転再逮捕されました。

メディアは「クリスマス前の保釈という希望は消え去った」としたうえで、日本の検察は執念深いことを証明したと報道した。

検察の準抗告を裁判所が認めないことが明らかだったため、検察が想定内の手を打ってきたという感じですね。

この記事では、カルロス・ゴーンの勾留延長が却下された理由や再逮捕された理由、保釈はいつなのか、また保釈金はいくらになるのか、保釈後の生活についても調査しました。

勾留延長却下の理由は?

特捜部が求めた容疑者の勾留延長の請求が認められないのは極めて異例だということです。

特捜部は、事件の全容を解明するためには、さらに勾留を延長して捜査をすすめる必要があると判断していましたが、裁判所は再逮捕の容疑も同じ仕組みで行われ、事件の証拠や関係者が重複していることなどから勾留の延長は必要ないとの判断をしたとメディアは報じていますね。

カルロス・ゴーンらの保釈はいつ?

裁判所がこれを退け、弁護士の保釈の請求が認められ保釈金を支払えば、ゴーン前会長らは12月21日にも拘置所から保釈される可能性が出てきました。

検察はこれを不服として準抗告の手続きを取り、ゴーン前会長らの追起訴は21日以降になる見通しですが、検察の準抗告を裁判所が認めず、弁護士が保釈の請求をした場合、裁判所の判断は21日以降になるものとみられます。

カルロス・ゴーンらの勾留期間(1ヶ月)は、森友学園の籠池氏や元衆議院議員の鈴木宗男氏、ライブドア事件の堀江貴文氏らの勾留期間からしてみるとかなり短いと言えますね。

日本の人質司法に対する国際批判をかわした形でしょうか。

検察は、今回の裁判所の決定を不服として準抗告しました。

保釈金はいくら?

やはり気になるのは、保釈の額ですよね。

過去の事件で高額な保釈金を調査してみました。

村上ファンド事件の村上世彰は5億円、元ライブドア社長の堀江貴文(ホリエモン)とエリエールで有名な大王製紙の井川意高氏は3億円でした。

保釈金はどうやって決まる?

「保釈金は、事件の重大性や前科の有無、見込まれる刑の重さ、さらに本人の収入と資産の多寡によって算定されます。

高額所得者ほど、保釈金が高騰する傾向がある」ということですね。

いずれにしても、年収10億円をも得ていたゴーン容疑者の保釈金は、10億を超えるのではという声さえあります。

その可能性は、十分あるのではないでしょうか。

再逮捕の理由

東京地検特捜部は21日、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者(64)が、私的な損失を日産に付け替えて損害を与えたなどとして、ゴーン前会長を会社法違反(特別背任)の疑いで再逮捕しました

保釈後の生活は?

住居の制限

日本に住む被告は、自宅が原則ですが海外に自宅があるカルロス・ゴーン被告の場合、ホテルが認めれるケースもあります。

また、外国人の場合は通常海外への出国も制限されてパスポートを弁護士などに預ける必要があります。

仕事や家族の事情などで、海外への渡航が必要な場合はその都度裁判所が認めるかどうか個別の判断になります。

この他、事件関係者との接触禁止や(この場合ケリー容疑者)裁判所への定期的な動静報告が条件になる場合があります。

裁判で判決が出るまでは、以上のような生活になるようですね。

まとめ

今回の記事では

  • 拘留延長却下の理由
  • 保釈日はいつ?
  • 保釈金は10億を超え?
  • 再逮捕(3回目)の理由
  • その後の生活

でまとめてみました。

最後に

地裁は、準抗告を受けて申し立てを認めるかどうか裁判所の判断が待たれます。としてきましたが、ゴーン前会長が再逮捕されたということで、10日間の拘留延長が認められれば、年を越すことになります。

ちなみに、準抗告が退けられると、検察側は最高裁に特別抗告することもできる。

というところす。

この裁判は、長くかかりそうですね。

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